みなさまこんばんは、あのつぎはイです。今日も更新やっていきます。
今回の更新は記事の通り、TOEICのListeningでpart毎の攻略法をお話ししようと思います。
実は、おおむねListeningの対策で自分がやってきた勉強法は今までに紹介をしてきました。ところが、その勉強法は、いったいTOEICのどこに有効なのかがいまいちわかりにくい記事になっていた気がします。
一応最初の頃にTOEICで自分が勉強した方法を書きましたが、その時はオーバーラッピングとシャドーイング、ディクテーションの方法とかも書かずに出していたんですよね。なのであまり想いをお伝え出来なかった気がしていたんです。
そこで今回は、まずTOEICの初心者、中級者、上級者が、どのpartを重視すべきか、そしてPartごとに自分がどのような勉強方法を採用したか、またその具体的な方法を説明しようと思います。
今回の記事のターゲットになる人は
- TOEICの点数別の対策を知りたい人
- TOEICでリスニング勉強をしているが、partによって得意不得意がはっきりしている人
- TOEICの勉強を効率的に行って次のstep(留学とか昇進とか)に進みたい人
になります。では、さっそくやっていきましょう。
ちなみに、今までの記事は下から
・私がTOEIC対策で勉強した方法 ー皆がしている事を自分もすることが大事ー こちらから
・オーバーラッピングとシャドーイング する時に気を付けるべき5つポイント こちらから
・ディクテーションの勧め おススメしたい人3選と注意ポイント3選 こちらから
TOEICのListeningのPartと英語レベルの対応
以前にも紹介しました(こちらから)が、TOEICのListeningは4つのPartに分かれています。
- Part1 写真の説明にあっている音声をA~Dのうちから1つ選ぶ
- Part2 流れる文章の解答として最も適切なものをA~Cから選ぶ
- Part3 2-3人の会話を聞いて、3つの問題を解答する
- part4 1人の会話を聞いて、3つの問題を解答する
この中で、Partによっては難化しているとはいえ、
Part1,2:英語初級者~中級者用の問題 だいたいTOEIC600点までの人
Part3,4:英語中級者~上級者の問題 だいたいTOEIC600点以上の人
と言われています。そこでざっくり言ってしまえば、
- 英語初級者~中級者:Part1,2の対策を中心に行う
- 英語中級者~上級者:Part3,4の対策を中心に行う
と考えてください。
中級者を両区分に入れたのは、
- Listeningが苦手な人=点は取れるけどいまいち解答に対して自信が無いままに来ている人 →part1,2対策を多め
- Listeningが好きな人=合っている時は自分の解答にそれなりに自信がある人 →Part3,4対策を多め
にしてもらえると良いと思ったからです。
もちろん異論は認めますが、TOEICをあくまで留学や昇進のために必要な資格試験と考えている人にとっては、細かな違いよりも早く対策を立てて攻略をした方が良いと思っているので、ざっくり区分にしてあります。
では、各Partごとに何をすればいいか、具体的に見ていきましょう。なお、当然の事なのですが、必ず勉強するときは音源を確保して行ってください。CDでもダウンロードでも良いですが、個人的にはスマホにダウンロードしておくことをおススメします(有名なのはabceedですが、公式はApp Storeなら「オーディオブック」から入手可能です)。
ちなみに、必要な問題集などは細かくレベル分けをすればまた色々と異論が出るかと思いますが、個人的には
1. TOEIC公式問題集 なるべく最新のもの 初心者~上級者いずれもまずはこの公式の難易度で自分のレベルを知ることから始めた方が良いでしょう(この辺をまた解説したい!?)。 以下から購入もできます
2. 精選模試 公式問題集を終えた中級者以上の方で、もう少し問題をこなしたい/少しレベルの高いもので修練を積みたい人はこちらも利用されるとよろしいかと思います。1-3まで出ていますが、個人的には1か2くらいがちょうどいいかな、と。こちらも購入先を出しておきます。
次に、各part毎の勉強方法です。
Part1,2の勉強方法 ディクテーションが一番
これは一言で言ってしまえば
同じ問題で何度でもディクテーションをする
ということです。これ、別に自分一人が言っているわけではなく、多くの先人たちが同じ事を言っています。
自分が付け加えているのは、
「同じ問題」「何度でも」
というところです。
公式問題集は1冊にpart1が12題、part2が50題ずつ入っています。さらに細かく見れば、part1は短文が1題につき4文、part2は短文が1題につき4文(最初の音声と、それに解答する3文)があるわけですから、
TOEIC公式問題集1冊のPart,1,2だけで合計248個の短文
が含まれているわけです。これだけの短文が揃っているわけですから使わない手はありません。
しかも、正答ではない文にもTOEIC頻出単語は沢山出ているわけで、この248個の英文をきちんと書けるようになって、あとは速度の調整なんかをしながら負荷をかけた練習もするようになれば、かなりのレベルUPが期待できます(音源の速度調整の説明はこちらから)。
自分が行った方法は
- TOEIC公式問題集を制限時間通りに解く
- 次回以降はpart毎に勉強する
- Part1,2は1日につき10題ごとにディクテーションして答え合わせ
- ③の方法で、62題の問題を3周し、それでも”正確に”ディクテーションできなかった問題をAnkiに入れる(Ankiに入れる時は、間違った1個の分だけではなく、その問題に含まれる4つの文すべてを入れる)
- 翌日以降はAnkiに従って復習する。
というもの。Pointは
- 必ず最初に通しで解いて自分の実力を把握する=Part1,2かPart3,4のどちらを重点的に勉強するか決めるため
- 最低でも3周は同じ問題をディクテーションする
- 3周しても間違った問題は、Ankiで更に定期的に勉強する
というところです。Anki(web)の使い方は下の記事を参考にしてください。
それでは、part3,4の勉強法に移りましょう。
Part3,4の勉強方法 こちらはオーバーラッピングとシャドーイング
こちらもやった勉強はいたってシンプルです。
同じ問題で何度でもオーバーラッピングとシャドーイングをする
強調しますよ
「同じ問題」を「何度でも」です。
若干Part1,2と異なるのは、ある程度レベルの上がった人たちをターゲットにしているので、初回で自信をもって正解した同じ問題を繰り返す必要はありません。
その代わり間違っていたり正解に不安が残ったりする問題は即座に復習問題とするので、勉強する量はあまり変わらないか、少しこちらの方が多めかもしれません。具体的には
- TOEIC公式問題集を制限時間通りに解く(上と一緒)
- この時点で正解に自信が無い、もしくは間違っていた問題は復習問題としてAnkiに入れる
(スクリプトは必ず、音声は入れるかダウンロードして同じスマホですぐ聞けるようにしておく、1.2倍速や1.5倍速もあると便利) - 翌日以降はAnkiに従って復習する。
こちらにしても、元の問題量が多く(1冊でスクリプトは64題あります)、さらに自信が無い時点で即座に復習問題としてAnki送りなので、結構な量を勉強することになります。
その代わり、ここまで公式問題集のListeningを使い倒せば、他の教材要らずでかなりのレベルアップを期待することができます。ちなみに必ず最新のものを使ってくださいね。
まとめ
まとめいきましょう。今回はTOEICのListeningでpart毎の攻略法をお話ししてきました。
以前自分が記事にしたTOEICのListening勉強を対策編として具体的に説明しなおしたものになります。見直してみると、「公式問題集を使い倒す」でもいいかもしれませんね。でも、それくらい同じ問題を繰り返すことが重要です。なるべく低コストで最大効率を取っていきましょう。
それでは今日はこの辺で、have a nice day and see you next day!